交通事故治療をするときは病院か整骨院を選ばなければならない。
交通事故治療は原則的に病院で受けるもの。
整骨院に通院をはじめたら、病院に通ってはいけない。
このような勘違いはありませんか?
病院と整骨院の交通事故治療は併用可能です。
むしろ併用がおすすめです。
病院と整骨院の併用をおすすめする理由を解説します。
交通事故治療では整骨院と病院の併用がおすすめ!理由とは?
整骨院と病院の交通事故治療を併用した方がいい理由は3つあります。
1.整骨院と病院では交通事故治療の性質が違っているから
病院の交通事故治療は、医師による診察や検査、手術、投薬などです。
整骨院の交通事故治療は、手技や機器、鍼灸などを使った施術になっています。
病院の交通事故治療では対処が難しいむち打ちなどは整骨院の得意分野です。
対して投薬や手術などは病院の医師しかできません。
整骨院と病院の交通事故治療は性質が違うからこそ、お互いを補い合うことが可能です。
2.整骨院は診断書を出せないが病院は診断書を出せるから
整骨院では交通事故の怪我の診断書を出せません。
診断書を出せるのは病院の医師だけです。
医師に診断書を出してもらうことで「交通事故による怪我である」と証明できます。
交通事故治療の性質が異なるだけでなく、整骨院と病院ではできることに違いがあるわけです。
お互いのできることを上手く活用し、使い分けることで、よりスムーズに交通事故後の怪我や不調の治療ができます。
3.整骨院の交通事故治療が妥当であることを病院に証明してもらえるから
整骨院での交通事故治療では加害者/保険会社とトラブルになることも少なくありません。
加害者/保険会社は整骨院での交通事故治療を「交通事故と関係ない怪我や不調の治療ではないか?」「治療は妥当なのか?」と疑うことがあるからです。
病院と整骨院を併用すれば、診断書を出してもらうこと、医師に妥当であると証明してもらうこと、整骨院・病院で情報を伝え合うことで、加害者/保険会社とのトラブルを防げます。
整骨院と病院の交通事故治療を併用する際の注意点
整骨院に通うようになったら病院通いをやめる。
病院にだけ通って、整骨院を選択肢に入れない。
交通事故治療ではどちらか片方ではなく併用がおすすめですが、併用時は注意したいポイントがあります。
注意点は全部で3つです。
・病院に月1回以上の頻度で通院しながら整骨院で交通事故治療を受ける
・まずは病院で診断書を出してもらい、その診断書を持って整骨院を受診する
・保険会社にも整骨院への通院を伝えておく(加害者側との情報共有)
整骨院への通院で病院への通院をやめてしまうと、保険会社などから「もう交通事故治療は不要では?」などと疑われてしまいます。
保険会社に「どこで交通事故治療をするか」情報共有すると共に、月1回以上の頻度で病院にも通い続けることが注意点です。
最後に
交通事故治療は病院と整骨院の併用がおすすめです。
ただ、併用の際は注意点がありますので、トラブルを防ぐためにも「通院のしかた」「頻度」などに気を付けなければいけません。
田中峻鍼灸整骨院は交通事故治療を得意としている札幌の整骨院です。
相談していただければ交通事故治療の流れや注意点を説明しますので、まずはお気軽に問い合わせていただければと思います。